次世代生命体統合シミュレーションソフトウェアの研究開発プログラム (略称ISLiM)では、2006年10月のプロジェクト開始以来スーパーコンピュータ「京」をターゲットにしたライフサイエンス分野のソフトウェアの研究開発、いわゆるライフサイエンスのグランドチャレンジへの取り組みを、分子スケール、細胞スケール、臓器全身スケール、脳神経系、データ解析融合、および生命体基盤ソフトウェアに渡って包括的におこなってまいりました。またその実現のために必要な実験による医学研究等も合わせて行なってまいりました。

つきましては、現在までの本プロジェクトの研究成果と2013年3月末のプロジェクト・ゴールまでに実現を目指している内容等についてご報告いたしたく、下記のとおりISLiM成果報告会2011を開催いたします。

同時に、現在研究開発を行なっている30以上のアプリケーション・コードについてパネル展示による個別の説明の場を設けていますので、産業利用等のためのご検討の場としていただければ幸いです。

産業界、大学、研究機関等から広く多数の皆様のご参加をぜひお願い申し上げます。
  • 開催日時: 2011年12月21日(水)-22日(木) (10:00開始) (受付:9:30開始)

  • 会場: 東京大学 武田ホール (本郷キャンパス、武田先端知ビル5F)

  • 主催: 独立行政法人 理化学研究所
            文部科学省委託事業「次世代生命体統合シ ミュレーションソフトウェアの研究開発」

  • 協賛: 次世代スパコンの創薬産業利用促進研究会
            バイオスーパーコンピューティング研究会

  • 申し込み締切り: 2011年12月19日(月)
       参加申し込み: ISLiM成果報告会2011は終了しました。

  • 参加費: 成果報告会 (無料)。懇親会 (4,000円)
       懇親会ご参加の方は当日受付でお支払い下さい。

  • プログラム
    時間 (分) DAY1 (12/21)  
    10:00-10:15 (15) ●オープニング  (pdf #1)
    茅幸二 プログラムディレクター
    10:15-10:45 (30) プロジェクト総合報告  
    姫野龍太郎副プログラムディレクター  
    10:45-11:35 (50) 分子スケール研究開発チーム成果報告(1/2)  (pdf #2)
    ・チーム成果総括報告とPlatypus MM/CGの開発 木寺詔紀チームリーダー
    ・タンパク質カノニカル分子軌道法プログラムProteinDFの京コンピュータへの実装 佐藤文俊 (東大生研)
    11:35-12:30 (55) □ ランチタイム  
           
    12:30-13:30 (60) ◆ポスター展示説明 (pdf #3) および休憩
        講演会場前 (5Fホワイエ)  
    13:30-14:45 (75) 分子スケール研究開発チーム成果報告(2/2)
    ・Platypus-QM/MMの開発と並列性能 中村春木 (阪大蛋白研)
    ・全原子分子動力学計算ソフトウエアMARBLEの開発と多剤排出トランスポーターAcrBへの応用 池口満徳 (横浜市立大)
        ・粗視化分子ソフトウエアCafeMolによる多剤排出トランスポーターと遺伝子動態のシミュレーション研究 高田彰二 (京大)
    14:45-15:35 (50) 細胞スケール研究開発チーム成果報告  (pdf #4)
    ・チーム成果統括報告 横田秀夫チームリーダー
    ・ 組織化された細胞代謝シミュレーションの開発と応用 末松 誠 (慶大 医)
    15:35-16:20 (45) ◆ポスター展示説明および休憩
        講演会場前 (5Fホワイエ)  
    16:20-18:00 (100) 臓器全身スケール研究開発チーム成果報告  (pdf #5)
    ・チーム成果統括報告 高木周チームリーダー
    ・UT-Heartの進捗状況報告 鷲尾 巧 (東大)
    ・大規模並列計算に適した流体構造連成手法(ZZ-EFSI)の開発と血栓シミュレーションへの適用 杉山和靖 (東大)
        ・超音波治療器設計に向けたHIFUシミュレータの開発 沖田浩平 (日大)
    18:10-19:30   ◯懇親会
        講演会場前 (5Fホワイエ)  
         
    時間 (分) DAY2 (12/22)  
    10:00-10:15 (15) ●DAY2オープニング
           
    10:15-12:00 (105) データ解析融合研究開発チーム成果報告  (pdf #6)
    ・チーム成果統括報告 宮野悟チームリーダー
    ・全ゲノム解析の超並列化による疾患研究の加速 角田達彦 (理研)
    ・大規模遺伝子ネットワーク推定ソフトウェアSiGNとデータ解析融合プラットフォームSystems Biology integrative Pipeline (SBiP) 宮野悟チームリーダー
    ・網羅的タンパク質間相互作用予測ソフトウェア
    MEGADOCKの開発と応用
    秋山泰 (東工大)
        ・ LiSDAS:データ同化計算技術に基づく生体情報シミュレーション 樋口知之 (統数研)
    12:00-13:00 (60) □ ランチタイム
           
    13:00-14:00 (60) ◆ポスター展示説明および休憩
        講演会場前 (5Fホワイエ)  
    14:00-15:45 (105) 脳神経系研究開発チーム成果報告  (pdf #7)
    ・チーム成果統括報告/シミュレーションにより神経系の情報処理基盤を探る 石井信チームリーダー
    ・大規模並列計算で探る大脳局所神経回路の機能 深井朋樹 (理研)
    ・視覚―眼球運動系の実時間シミュレーションをめざして 銅谷賢治 (沖縄科技大)
        ・モデル生物の全脳シミュレーションにむけて
        -カイコガ嗅覚・運動系シミュレーション-
    神崎亮平 (東大先端研)
    15:45-16:30 (45) ◆ポスター展示説明および休憩
        講演会場前 (5Fホワイエ)  
    16:30-17:45 (75) 生命基盤ソフトウェア開発・高度化チーム成果報告  (pdf #8)
    ・チーム成果統括報告: MDコアソフトウェアおよびソフトウェア高度化 泰地真弘人チームリーダー
    ・アプリケーションミドルウェア SPHEREと大規模データ可視化 LSV 野田茂穂 (理研)
        ・ 創薬プラットフォーム-大規模バーチャルライブラリの開発- 西村拓朗 (東大工)
    17:45-18:00 (15) ●クロージング  

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