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次世代スーパーコンピュータプロジェクト

「次世代生命体統合シミュレーションソフトウェアの研究開発」シンポジウム


バイオスーパーコンピューティング・シンポジウム(BSCS)2008
〜新たな学問領域の創成に向けて〜


 多数の方々のご参加を頂きました。どうもありがとう ございました。

             理化学研究所次世代計算科学開発プログラム
             プログラムディレクター 茅 幸二



シンポジウム報告

●会場の様子
 



●ポスターセッション
 ポスターセッションには76件の発表申込をいただきました。発表一覧はこちらです。発表されたポスターのうち、下記の6名(6件)の方が表彰されましたので報告します。

Best Poster Award

No 氏名 所属先 タイトル
P-43 石川 顕一 理化学研究所 次世代計算科学研究開発プログラム臓器・全身スケール研究開発チーム モンテカルロ法における重粒子線治療シミュレータの開発

Poster Award

No 氏名 所属先 タイトル
P-03 谷内江 綾子 慶應義塾大学医学部医化学教室 網羅的代謝解析により強化された肝細胞代謝モデルの開発と応用
P-08 近藤 寛子 東京大学 新領域創成科学研究科 Investigation of domain motions in proteins by molecular dynamics simulations
P-24 谷田 義明 富士通研究所ナノテクノロジー研究センター Structure Based Drug Designにおける計算手法の評価 (3)
MP-CAFEE法によるタンパク質-リガンド結合親和性の予測
P-48 本田 稔 東京大学 新領域創成科学研究科 情報生命科学専攻 STDPによる網膜視蓋系での方向選択性の学習
P-71 中村 和幸 統計数理研究所 ペタスケールコンピューティングに向けた超多数粒子フィルタの実装:遺伝子ネットワークモデルのパラメータ推定への適用






シンポジウム案内


 ライフサイエンス分野におけるスーパーコンピュータの利用は、これまで分子のシミュレーションや血流、骨の解析など限られた領域にとどまっていました。しかし、ライフサイエンス分野で我々の知識が増えるにしたがい、個々の現象を統合的に理解し、シミュレーション結果に基づいて予測・実証するツールとして利用することが期待されています。
 理化学研究所は、次世代スーパーコンピュータプロジェクトのグランドチャレンジアプリケーション開発におけるライフサイエンス分野の研究開発拠点として「次世代生命体統合シミュレーションソフトウェアの研究開発」を担い、この新しい学問領域"バイオスーパーコンピューティング"を提唱し、推進しています。
 本研究開発は、平成18年10月からスタートし3年目を迎えますが、今までの2年間の研究の進捗状況を報告すると共に、ライフサイエンス分野に関係する多くの方々に集まっていただき、新たな学問領域としてのこの分野について幅広く意見交換をしたいと考えています。年末の押し迫った時期ではありますが、ご参加いただきますようよろしくお願いいたします。
 なお、今回このシンポジウムに合わせて、生命科学分野でスーパーコンピュータを活用した研究に関するポスターを広く募集いたします。優秀な発表は表彰する予定ですので、こちらにも是非ご応募ください。

             理化学研究所次世代計算科学開発プログラム
             プログラムディレクター 茅 幸二

日 時 : 平成20年12月25日(木)10時 〜17時30分
(予定)            (懇親会:17時30分〜19時00分)
             12月26日(金)10時〜16時40分
場 所 : MY PLAZA ホール

    (千代田区丸の内2-1-1 明治安田生命ビル MY PLAZA 4F)

主 催 : 独立行政法人理化学研究所
申込方法 : メールもしくはFaxでお申し込み下さい。 (下記をご参照下さい)
参加費: 無料(懇親会は有料(2千円)になります)

プログラム

平成20年12月25日(木)10:00〜19:00
10:00〜10:15
10:15〜11:00


11:00〜12:00

開会挨拶・趣旨説明
基調講演 「“大”国家プロジェクトのあるべき姿
         〜世界を先導しなければならない〜」
   和田昭允(理化学研究所)
講演 「スーパーコンピュータで変わる生命科学の世界」
   姫野龍太郎(理化学研究所)
12:00〜15:00
15:00〜16:00

16:00〜17:00




17:00〜17:30
ポスターセッション
招待講演 「脳科学のコンピューティング
          BMIからシステムバイオロジー」
   川人光男(ATR脳情報研究所)
講演:生命科学分野でのスーパーコンピューティングへの期待I
(1)「医療からの期待」
   後藤信哉(東海大学医学部)
(2)「国家基幹技術と創薬」
   西島和三(持田製薬(株)、東北大学)
ポスターセッション表彰式
17:30〜19:00 懇親会(希望者のみ、有料です。)
平成20年12月26日(金)10:00〜16:40
10:00〜10:20

10:20〜15:45
 10:20〜10:30
 10:30〜11:15
 11:15〜12:00
講演 「理研が目指す次世代計算科学センター」
   茅 幸二(理化学研究所)
報告 「生命体統合シミュレーション開発状況報告」
 全体報告:姫野龍太郎
 報告(1) 分子スケール研究開発チーム
 報告(2) 細胞スケール研究開発チーム
 13:15〜14:00
 14:00〜14:45
 14:45〜15:15
 15:15〜15:45
16:00〜16:30


16:30〜16:40
 報告(3) 臓器全身スケール研究開発チーム
 報告(4) データ解析融合研究開発チーム
 報告(5) 生命体基盤ソフトウェア開発・高度化チーム
 報告(6) 脳神経系研究開発チーム
講演:生命科学分野でのスーパーコンピューティングへの期待II
(3)「DNAシーケンス革命とスーパーコンピューティング」
   五條堀 孝(国立遺伝学研究所)
閉会挨拶
※プログラム、時間は変更になることがあります。

 印刷用はこちら(PDFファイル)をダウンロードしてお使い下さい。

 ポスター
  

   PDFファイルはこちら

ポスターセッション

 ライフサイエンス分野におけるシミュレーション研究という新たな学問領域を形成することを目的として、関連する分野のポスター発表を幅広く募集いたします。なおポスターの中から優れた発表に対して表彰することを予定いたしております。多くの方のご参加をお待ちしております。

■日程
11月4日(火) ポスターセッション参加登録受付開始
12月4日(木) 17:00 ポスターセッション参加登録受付〆切
12月4日(木) 17:00 予稿集掲載用アブストラクト提出期限
12月25日(木)12:00-15:00 ポスターセッション
17:00-17:30     ポスターセッション表彰式

■ポスターセッション会場
丸の内MY PLAZA会議室6-7
(東京都千代田区丸の内2-1-1 丸の内MY PLAZA 4F)
(※表彰式はMY PLAZA ホールで行います)

お問い合せ先
理化学研究所 次世代計算科学研究開発プログラム シンポジウム担当
TEL:048-462-1488  Fax:03-3216-1883
 
©独立行政法人理化学研究所 次世代計算科学研究開発プログラム
〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-1-1 明治生命館6階